カラコン

カラコンは、耐摩耗性強大な単価珪素を主体に、セメント、高級無機顔料と硬化剤、顔料安定剤等を配合した粉末状のコンクリート(又はモルタル)仕上げ材です。
アサヒならではの6大特徴
  • 1.埃がたたない
    床表面が非情に硬く緻密なため、埃の発生がなく、しかも埃を吸収しないので、清潔で衛生的です。
  • 2.耐水・耐油性がある
    床表面が緻密なため、水や油が流れても浸透性が少ない為に床面の老化を防いでいます。
  • 3.すぐれた耐摩耗性
    カラコンは炭化珪素をいう耐摩耗性強大な骨材を用いているため、普通モルタルの数倍の耐摩耗性があり、半永久的な床材です。
  • 4.豊富な色彩
    他メーカーと違いスタンダード色の他にご希望のいろが得られ、今日色彩豊富な時代に見合った美しい床材です。
  • 5.経済的
    カラコンは耐摩耗性や防塵性など床材としての諸条件を満たし、安価でその上コンクリート及びモルタル同時施行のため工期が短縮出来るので、広い分野に用いられます。
  • 6.時を経るごとに増す光沢
    フロアーペンキは塗布した半年くらいは美しいですが、2〜3年に1度は塗り替えなければなりませんが、カラコンは時が経過すればするほど、光がたくさんでてきます。

規格

   
紙袋入り1袋 15㎡入り/色
1袋 20㎡入り/色
グリーン系   3色
その他色   11色
ナチュラル   1色

施行方法

撒布法

▶コンクリート打設後直接施行(モノリシック工法)
  • 1.コンクリートを水平にならし、よくタンピングしノロを浮かす。
  • 2.コンクリートが生乾きの状態(指の跡形がつく)になった時、1回目の撒布
  • 3.粉末が下地の水分を吸収して変色してくると木ゴテ、又は電動ゴテですり込む。
  • 4.1回目の撒布が不十分な所に2回目で補いながら、金ゴテで押える。
  • 5.仕上げは、足あとがつかなくなった時、角ゴテで一方向にだけ使い仕上げる。下地のノロと材料が混ざらぬよう注意。
▶モルタル打設と同時に施行(トッピング工法)
下地とのはく離を充分注意する事。※施工法はコンクリート施行と同じ。

水練方

  • 1.コンクリート打設 よくタンピングしノロを浮かす。
  • 2.木ゴテ、金ゴテ処理 木ゴテで不陸を直し、金ゴテで表面を押さえる。
  • 3.水がたまっている箇所は、モルタル、空練りを撒布。
  • 4.表面を指で押え水がにじむ頃、材料を水で練り、下地を角ゴテで一度押えながらシャクでまき塗り付ける。
  • 5.仕上げは強度を出す時は2回以上、色を鮮明に出すときは2回までで仕上げる事。

施工時の注意

下地コンクリート

JASSn設計基準強度 21kg/㎠以上とする。
スランプ 12~21cm
セメント量 300kg/㎡以上

施工時の気温

施行中及び施行後24時間以内に0℃まで温度が下がる場合の施行は延期してください。凍結や白華現象の原因となります。ただし、加温装置があればこの限りではありません。

施工時に置ける材料撒布の時期

  • ▶早すぎた場合
    • ①材料が下地に食い込み過ぎ使用料が増える。
    • ②色むらの原因になる。
    • ③仕上表面の強度が下がる原因になる。
  • ▶遅すぎた場合
    • ①材料が下地に食い込みにくくなりピンホールの原因となる。
    • ②下地との接着が悪くなり、はく離の原因となる。
    • ③作業が困難になり過重労力の原因となる。

耐衝撃試験

供試体

<モルタル供試体>   
調合(質量比)セメント1.0 川砂 3.0 水 0.8
養生打設後28日間養生し、その後試験所にて10日間 20℃湿度65%の部屋にて養生
<カラコン供試体>   
塗布上記モルタル打設直後に2.0kg/㎡で塗り付ける
養生打設後28日間養生し、その後試験所にて10日間 20℃湿度65%の部屋にて養生

方法

JIS A 1451-1910「建築材料及び建築構成部分の摩耗衝撃試験方法」によった
財団法人 日本建築総合試験所

結果

耐摩耗試験

供試体

<モルタル供試体>   
調合(質量比)セメント1.0 川砂 3.0 水 0.8
養生打設後20℃湿度65%の部屋にて30日間養生
<カラコン供試体>   
塗布塗布 上記モルタル打設直後に2.0kg/㎡で塗り付ける
養生打設後28日間養生し、その後試験所にて10日間 20℃湿度65%の部屋にて養生

方法

テーバー摩耗試験機を使用し2000回転時の摩耗量を比較した。

結果