ダイヤコン
ダイヤコンは当社独自の特殊鉱粒子(クローム鋼)を素材に、セメント高級無機顔料と硬化剤、顔料安定剤等を配合した粉末状のコンクリート(又はモルタル)仕上げ材で、カラコンに比べ、特に衝撃性すぐれている材料です。
床表面が非情に硬く緻密なため、埃の発生がなく、しかも埃を吸収しないので、清潔で衛生的です。
床表面が緻密なため、水や油が流れても浸透性が少ない為に床面の老化を防いでいます。
カラコンは炭化珪素をいう耐摩耗性強大な骨材を用いているため、普通モルタルの数倍の耐摩耗性があり、半永久的な床材です。
他メーカーと違いスタンダード色の他にご希望のいろが得られ、今日色彩豊富な時代に見合った美しい床材です。
カラコンは耐摩耗性や防塵性など床材としての諸条件を満たし、安価でその上コンクリート及びモルタル同時施行のため工期が短縮出来るので、広い分野に用いられます。
フロアーペンキは塗布した半年くらいは美しいですが、2〜3年に1度は塗り替えなければなりませんが、カラコンは時が経過すればするほど、光がたくさんでてきます。
骨材が非情に硬いために、床面積1mm強の鉱物ができ、他の床製品にはない衝撃性の強い性質を有します。
他社製品のように鉄粒子でないために表面がさび色に変色する事がなく、そのために好みの色彩を選ぶことが可能です。
散布量を増す事により(4〜8kg/㎡)より強度の床に仕上がります。
規格
紙袋入り | 1袋 15㎡入り/色 |
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色 | グリーン系 3色 |
その他色 11色 | |
ナチュラル 1色 |
施行方法
撒布法
▶コンクリート打設後直接施行(モノリシック工法)- 1.コンクリートを水平にならし、よくタンピングしノロを浮かす。
- 2.コンクリートが生乾きの状態(指の跡形がつく)になった時、1回目の撒布
- 3.粉末が下地の水分を吸収して変色してくると木ゴテ、又は電動ゴテですり込む。
- 4.1回目の撒布が不十分な所に2回目で補いながら、金ゴテで押える。
- 5.仕上げは、足あとがつかなくなった時、角ゴテで一方向にだけ使い仕上げる。下地のノロと材料が混ざらぬよう注意。
下地とのはく離を充分注意する事。※施工法はコンクリート施行と同じ。
水練方
- 1.コンクリート打設 よくタンピングしノロを浮かす。
- 2.木ゴテ、金ゴテ処理 木ゴテで不陸を直し、金ゴテで表面を押さえる。
- 3.水がたまっている箇所は、モルタル、空練りを撒布。
- 4.表面を指で押え水がにじむ頃、材料を水で練り、下地を角ゴテで一度押えながらシャクでまき塗り付ける。
- 5.仕上げは強度を出す時は2回以上、色を鮮明に出すときは2回までで仕上げる事。
施工時の注意
下地コンクリート
JASSn設計基準強度 21kg/㎠以上とする。スランプ 12~21cm
セメント量 300kg/㎡以上
施工時の気温
施行中及び施行後24時間以内に0℃まで温度が下がる場合の施行は延期してください。凍結や白華現象の原因となります。ただし、加温装置があればこの限りではありません。施工時に置ける材料撒布の時期
- ▶早すぎた場合
- ①材料が下地に食い込み過ぎ使用料が増える。
- ②色むらの原因になる。
- ③仕上表面の強度が下がる原因になる。
- ▶遅すぎた場合
- ①材料が下地に食い込みにくくなりピンホールの原因となる。
- ②下地との接着が悪くなり、はく離の原因となる。
- ③作業が困難になり過重労力の原因となる。
耐衝撃試験
供試体
<モルタル供試体>調合(質量比) | セメント1.0 川砂 3.0 水 0.8 |
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養生 | 打設後28日間養生し、その後試験所にて10日間、20℃湿度65%の部屋にて養生 |
塗布 | 上記モルタル打設直後に2.5kg/㎡で塗り付ける |
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養生 | 打設後28日間養生し、その後試験所にて10日間、20℃湿度65%の部屋にて養生 |
方法
JISA 1451-1970「建築材料及び建築構成部分の摩耗衝撃試験方法」によった財団法人 日本建築総合試験所
結果
耐摩耗試験
供試体
<モルタル供試体>調合(質量比) | セメント1.0 川砂 3.0 水 0.8 |
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養生 | 打設後20℃湿度65%の部屋にて30日間養生 |
塗布 | 上記モルタル打設直後に2.5kg/㎡で塗り付ける |
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養生 | 打設後28日間養生し、その後試験所にて10日間、20℃湿度65%の部屋にて養生 |